11月14日(クラフトフェスタ)
ホールにはご家庭に持ち帰って遊べるような個人制作が飾られていました。
はさみやのりを上手に使って時には苦戦もしながらも、かわいらしものが出来上がりました。
お部屋には絵画や折り紙の制作を中心にが飾られていました。
保護者の方がご覧になって驚いていたのは、やはり酒井式描画法による絵画制作。
酒井式で描いたものと、自由に描かせたものを並べると違いは一目瞭然。
「どうやって描いたのですか?」「どのくらい時間をかけたのですか」とたくさんの質問を頂きました。
年中さんは「とうもろこしの皮むき」を描きましたが、あるお母さんは「最近、家でとうもろこしを子どもが描くんですが、前と違って一粒一粒描くようなって驚きました」とおっしゃっていました。
実際にとうもろこしの粒を一粒一粒もぐ経験をし、酒井式で丁寧に一粒ずつ描く経験をしたので、「とうもろこしは粒が集まってできている」という風に見方が変わったのかもしれません。
ある子どもの絵を他の子ども達の絵と比べても、一見同じように見えますが、線描の質感や顔の表情、こだわるところの微妙な違いなど、それぞれの子ども達の個性が同じテーマの絵を描くことで見えてくるということが酒井式描画法の大変面白いところだと思います。
学級閉鎖で絵が完成せずに「途中経過」を見て頂いたクラスもありますが、急いで完成させると絵が雑になってしまい、積み上げてきたものが台無しになってしまいます。
途中経過を見て頂く機会はなかなかないので、「どのように絵が完成していくのか」見て頂き、良かったのかもしれません。
今後も丁寧に取り組み、完成したらまたご覧頂けるようにしていく予定です。
(写真は年長さんの「花火」。どの絵も花火の輝きや花火を見ている人物の動き・表情が違っていて面白いですね)