しらとり日記(埼玉県飯能市 白鳥幼稚園のブログです)

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4月園長だより

進級、新入園おめでとうございます。

<沖縄八重岳の緋寒桜は頂上から麓に向かって咲く―花が咲き、
実をしっかりとつけていくためには冬の寒さがどうしても必要>

この31649名の卒業生が終了証書のほかに小さな賞状を
一枚以上持って巣立っていきました。それは二ヶ月皆勤賞―
これを5枚頑張ると一年皆勤賞につながる。虫歯がない賞、
虫歯があっても痛いのを我慢してよく治療した賞、よい返事、
よい挨拶、履物をよく揃えられた、よい態度で出席報告がで
きた。一年、二年精勤賞、皆勤賞等々。

 ある研修会で有名な教育者である向山洋一氏は、赤城山の麓に
ある赤城少年院の院長先生のこんな話を紹介しておられました。

 「この少年院には関東中の猛者たちが集まってきます。この
子達に共通なこと、一つは両親にも、先生にも一度もほめられた
ことがない。二つ目は達成感を味わったことが一度もないという
ことです。」

 私はこの話を聞いて、幼稚園を卒業していく時は修了証書の
ほかに小さくても良い、もう一枚賞状を持っていってほしいと
考え、上述のような、いろいろな賞状を贈ることにしました。
少なくとも赤城少年院行きの予備軍にはならないようにと。

 さて、沖縄の緋寒桜は2月前後に咲き始めます。面白いこと
に、同県にある八重岳の桜は、温度の低い寒い頂上から咲き始
め、暖かい麓に向かって、だんだんと咲いていくそうです。
早く寒さを経験した頂上の桜から咲き始めるのはこういった
理由によることで良い花が咲き、立派な実を実らせることが
できるのです。

 さて、子ども達にとってこの寒さに当たるものは、入園当初
あれば、温かいお母さんや、家庭から離れて幼稚園で過ごすこ
ともそうでしょう。進級した子ども達にとっては夏の暑さ、冬
の寒さの中での体育ローテーション等もなれ、自分のペースが
つかめるまではこれに当たると思います。幼稚園での初めての
体験はすべて小さい寒さにあたることでしょう。しかし、毎日
毎日、わずかずつですが、体験が積み増され、初めての体験で
も子どもなりに、予測ができるようになります。こうなると、
少し位の寒さは何とも思わなくなります。

 適当な寒さは花が美しく咲き、実るために必要なように、
子ども達にとっても大切な体験となります。

より良く育つ環境、刺激を適切に与え、心身ともにバランスの
取れた活き活きとした子ども達を育成して行きたいと思います。
今年度もどうぞよろしくお願い致します。


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by keiteki-siratori | 2018-04-16 11:16
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白鳥幼稚園の子ども達の様子をご紹介します


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