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しらとり日記(埼玉県飯能市 白鳥幼稚園のブログです)

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6月 園長だより

 本園では毎日の体育ローテーションを通して調整力(柔軟性・バランス感覚・瞬発力・俊敏性・運動の巧緻性・協応性等)・筋力・持久力を体力の3要素と言いますが、これらをバランス良く育てています。
下記の文章の中で運動スキルの1つにあたる調整力を育てることが、脳の発達著しい幼児にとって色々な運動に親しむことができ、ここでいう様々なスキルが発達し、自分の意図・意思で運動に挑戦できるようになってきます。結果として心身の健全な発達が図られます。
下記の文は、「2020.5 私幼時報 早稲田大学人間学学術院教授/医学博士 前橋明氏 スマホ世代の子どもとあそび」から転載しました。
本園の考え方にやや近いものです。参考にお読みください。

スマホ世代の子どもとあそび
早稲田大学人間学学術院教授/医学博士 前橋明氏

近年、子供たちの余暇時間の中に、テレビやビデオ、スマートフォン、ゲーム機器を利用した静的なあそびが多くなってきました。そうなりますと子どもたちの心臓や肺臓、全身が強化されずに、ますます体力低下を引き起こしていきます。(静的あそび世代)またスクリーン(平面画面)や一点凝視するあそびが多い為、活動環境の奥行や位置関係・方向性・距離感、スピード感を認知する力が未熟であり、空間認知能力や安全能力が思うように育っていかなくなります。(スクリーン世代)実際人とぶつかることも多くなります。ぶつかって転びそうになっても、日ごろから運動不足で、あごが引けずに顔面から転んでしまうのです。一方で「運動をさせている」といっても、幼いうちから一つのスポーツスキル練習に特化して、多様な動きを経験させていないことが多く、基本運動スキルがバランスよく身についていない子どもたち(運動の偏り世代)の存在も懸念されます。このように余暇時間におけるテレビやビデオ、スマートフォン、ゲーム機器などのメディア接触が過剰になってきますと、心肺機能や体力が高まらず発達過程にある子どもたちの成長を脅かすことにもなっていきます。

 そこで、この課題を予防・改善する一方法として、私が考えだしたものに、保育園や幼稚園、子ども園内に設置される園庭遊具や総合遊具の製作があります。園庭遊具は、子どもたち自らが自発的に、自主的に登ったり、渡ったり、滑ったりして、子どもたち誰もが空間の中で、からだを動かして楽しく遊べる遊具です。園庭遊具での遊びを通して、心身の発達、友だちとの協力・共同・譲り合い等の社会的・道徳的発達、遊び方を工夫する知的発達などを育み、併せて危険予知能力や安全能力をも養うことができます。これらの園庭遊具は、子どもたちの成長・発達の促進に寄与する重要な遊具であり施設というわけです。中でも、子どもたちが大好きな運動遊具で遊びこむことによって、体力を高めるだけでなく、基本運動スキルの経験が持てるよう、園庭遊具のパーツを意図的に設計してみました。

 その基本運動スキルには、4つの運動スキルがあります。1つは跳んだり滑ったりして移動するタイプの運動スキル(移動系運動スキル)です。2つ目は丸太渡りや平均台渡りのようにバランスをとる運動スキル(平衡系運動)です。3つ目は、物を操作する運動スキル(操作系運動スキル)4つ目は、鉄棒や雲梯にぶら下がってグーッと頑張るといった、からだを移動せずに行う運動スキル(非移動運動系スキル)であり、それら移動、平衡、操作、非移動の4つのタイプの運動やあそび環境を意識した運動刺激が、今日の子どもたちの運動能力の向上には必要なのです。それらを準備した園庭遊具で、バランスのとれた運動スキルをあそぶ中で自然に身につけて、運動能力を高めていくことを可能にしていきます。
 要は、今日の子どもたちのより良い心とからだを育てるための一つのアプローチとして、
 ① こどもたちの余暇時間の健康的な過ごし方を見直すことが求められています。また、
 ② 子どもたちの運動やあそびの環境(運動遊具・園庭遊具)を整備することと、
 ③ 子どもたちが心とからだを育む適切な運動や運動あそびが実践できるよう、あそびの内容やあそび方の伝承も心がけていくことを大切にしたいものです。

by keiteki-siratori | 2020-06-05 15:00
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白鳥幼稚園の子ども達の様子をご紹介します


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